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更新日:2020/07/31
公開日:2020/07/01

【反射材】の着用で高齢者の交通死亡事故リスクを0.7%以下に減らそう!

反射材

高齢者の痛ましい交通死亡事故が多発しています。その事故が多い時間帯をデータで見ると、早朝、夕暮れ時、深夜という暗くて視界が悪い時間で起きています。

高齢者の親を持つ子どもにとっては事故を防ぐための対策を何とか講じたいものです。そこで有効なのが高齢者に「反射材」を身にまとってもらうことです。

ここでは、反射材の効用とどのようなアイテムがあるか紹介していきます。

増え続ける高齢者の交通死亡事故

交通事故による死亡者全体の数は年々減少していますが、65歳以上の高齢者は、それに反比例して交通事故による死亡者数は増加傾向にあります。

警察庁がまとめた資料によると、平成15~24年までの間の交通死亡事故の高齢者の割合は、51.3%と過去最悪を記録しています。

政府広報オンラインより引用

画像引用元:政府広報オンライン

そのうち高齢者の歩行時の交通死亡事故は、高齢者の交通事故死亡者数全体の49%も発生しています。特に、見通しの悪い夜間の交通事故は、昼間の事故の数の倍以上もあります。

なぜ高齢者の交通事故だけ、全体の交通死亡事故数に反比例して年々増加傾向にあるのでしょうか?その疑問の中には高齢者のための効果的な交通安全対策のポイントが隠されています。

高齢者の夜間ウォーキングの増加

生活習慣病を予防し、足腰を鍛え、自律神経を整えるのに最適なのはウォーキングです。ご高齢の方は特に足から筋力が衰えていきますので、適度な歩行はぜひやるべきでしょう。

その昔、ウォーキングは早朝におこなうのが良いという考え方が主流でした。しかし、朝起き立ては心臓に過度な負担がかかるため、実は”夕食後”に一休みしてから歩くのがいいと言われています。それもあってか、夜にウォーキングをする習慣の高齢者が増えています。

また、最近では深夜営業をするお店が多くなったせいもあり、夜遅くにコンビニやスーパーに買い物にいく高齢者が増えたのも交通事故増加の原因の一つです。

運動機能、反射神経の低下が交通事故リスクを上げる

年齢が若い人は、自動車の接近に対して敏感に反応することができます。若い人は自動車がこちらを発見していなくても、こちらから危険を察知する反応が早いため、運転手と歩行者双方で注意することが可能です。

しかし、高齢者はどうしてもとっさの”逃げ”が遅れてしまいます。高齢者は「反応が遅い」、「気が付かない」など自動車の運転手側の注意力に頼るため事故のリスクが高くなります。

ドライバーは夜間歩行者を見失いやすい

では、逆にドライバーの立場で見てみましょう。

夜間走行中に車内から見る景色の視野はかなり狭くなるというのは運転者なら誰もが経験済みだと思います。

自動車のヘッドライトは、少し斜め下を照らすようにできていますが、ヘッドライトを着けていても歩行者を照らしてから目視できるまでの距離は、昼間に歩行者を発見できる距離よりも短くなるのが普通です。

仮に速度を超過していた場合、歩行者を目視できるまでの距離が短くなり、ブレーキが間に合わなくなる危険性があります。ドライバーにとって夜間走行は、視界が悪い分、昼間よりも余裕を持った速度での運転を心掛けなければならない時間帯なのです。

さらに対向車からのヘッドライトは、ドライバーの視界を奪います。歩行者の姿を光で見失う”蒸発現象”は、運転をしているとしばしば遭遇するできごとです。つまり歩行者が思っている以上に、ドライバーからは歩行者が見えにくいということです。

視認性が低い衣服の着用が事故を増やす

自動車を運転する人にとって、夜間の歩行者はかなり見えずらいものです。しかも、高齢者が好んで着る、黒、グレー、茶色など濃い色の服は視認性が悪いのが特徴です。

高齢者は特に歩く速度も遅いため、ドライバーにとって人が歩いていると分かるまで接近しないと判別できません。

反射材は交通事故防止に優れたアイテム

そこで登場するのが反射材です。

茨城県警が発表したデータによると9年間で高齢者の交通死亡事故は251人でした。その内、反射材を着けていた人の死亡事故はわずか2人という結果が出ています。死亡者数の0.7%です。これはかなり少ない数字ではないでしょうか。

自動車やバイクのドライバーに対して、自身の存在を遠くから知らせることができるのが反射材です。反射材の効果は、道路にある交通標識を見れば一目瞭然です。

自動車運転の経験者なら分かると思いますが、ヘッドライトを着けていれば、かなり遠くからでも標識を目視することができると思います。実は、あの標識にも反射材が使われているのです。

人間の場合でも、反射材を着用していれば、着用していない人と比較して2倍以上の距離を保って発見出来ることが、平成18年の科学警察研究所交通部の研究で分かっています。

100m先から発見できる自発光式反射材

自発式反射材とは、スイッチを入れるか揺らすことで反射材自体がピカピカ光る物です。普通の反射材と比べてドライバーが認識できる距離が遠いので、より安全ということになります。

具体的なアイテムとして以下の様なものがあります。

・首からかけるペンダントタイプ
・腕に巻くブレスレットタイプ
・ベルトやバッグに巻きつけるキーホルダータイプ
・たすきがけタイプ

普通の反射材は時速60kmで走る自動車で、60m先で歩行者の認識が可能です。自発式反射材は、その距離が100mもあります。

静岡県警のデータによると一部の地域では、この反射材を着用して買い物をすることで、ポイントサービスが受けられます。ちょっと気の利いたサービスと言えます。

50万円の保険付き反射材ベスト

身につけられる反射材には、色々な種類の物があります。タスキ型の反射材を利用するのが一番目立つし一般的ですが、他にもリストバンド型や反射材付きスポーツシューズ、トレーニングウェアなど、カジュアルに身につけられるものも多いです。

その中で面白い商品に「保険付きの反射材ベスト」というものがあります。これは着用して交通事故にあい、死亡するか後遺症が残った場合に最高で50万円までの見舞金が補償されるというものです。

東京都交通安全協会より引用

画像引用元:一般財団法人 東京都交通安全協会

一般の保険に比べると支払われる金額は少額ですが、補償が有るに越したことは無いでしょう。

まとめ

高齢者にとって反射材を身につけることは、交通事故を防ぐ最良の方法です。

ただ、人によっては「ピカピカ光るものなんて身に着けたくない」、「面倒臭い」などと嫌がる人もいたり着用することを忘れてしまう人もいるでしょう。

まずは、親御さんに着用を促したり、あるいは家族みんなで着用するなどして、親御さんが積極的に着用する方向に持っていくことが大事ではないでしょうか。

また、反射材の着用はお子様の交通安全にも有効です。夜間や薄暗い早朝のウォーキングには着用を習慣づけるようにしましょう。

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