更新日:2020/09/18
公開日:2020/04/20

Q. 自賠責保険ではいくらまで損害賠償をまかなえるんでしょうか?

●自賠責には上限額がある

自賠責保険で支払われる額には、傷害・死亡・後遺障害の区分ごとに総額の上限が定められています。
自賠責というのは交通事故の被害者の救済のために、加害者との交渉を経ることなしに最低限の賠償金額を早期に支払うことができるようにするための制度です。
したがって、支払いの基準が類型化されているほか、総額の上限が定められています。
被害者としては、休業損害や治療費などの当座の出費に充てることができるほか、慰謝料分として支給される保険金をもとに弁護士を依頼するなどの法的手段に出ることができるようになります。
自賠責保険の実質的な意義はこのようなところにあるといえます。

●傷害の場合

傷害事故の場合の自賠責保険の限度額は120万円となります。
これには、治療費等・休業損害・慰謝料のすべてが含まれています。
治療費等としては、手術代その他の治療費・投薬代のほか、通院のための交通費、診断書などの文書料などがあり、これらは全て実費が計上されます。
休業損害とは入院・通院のために収入が減少したことの補償をするものです。
これは1日あたり5700円と定額ですが、この額を超えることが証明できれば19000円まで増額されます。
最後に、慰謝料は1日あたり4200円と決まっています。
日数の計算が少し複雑で、実治療日数(入院+通院の日数)の2倍と治療期間(事故から治療の終了までの日数)のうち少ない方の日数になります。

●後遺症がある場合

次に後遺障害による損害についてですが、こちらは「逸失利益」と「慰謝料等」となります。
逸失利益は年齢や働く能力や意思により様々ですが、後遺障害がなければ得られたであろう収入を基準として計算します。
慰謝料は後遺障害の等級に応じて定めらています。
両方を合わせた限度額として、最も重い1級の場合は3000万円(ただし常時介護を要する場合には4000万円まで)、最も軽い14級の場合には75万円と定められています。

●死亡の場合

最後に、被害者の方が不幸にも死亡してしまった場合ですが、上限は3000万円となっています。
これには、葬儀費・逸失利益・本人の慰謝料のほか、遺族の慰謝料も含まれています。
このうち葬儀費については、原則60万円で、これを超える場合には100万円まで支払われます。
また、被害者本人の慰謝料として350万円、遺族の慰謝料として人数に応じた額が定められています(1名の場合500万円、2名の場合600万円など)。

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