むち打ちによる後遺障害の種類と等級

自動車の事故の中で、「追突事故」の割合は全体の3割以上を占めます。追突のような「強い衝撃」を体が受けることで、「むち打ち」になることが多くなっています。

むち打ちは頭部が「鞭の動きのように前後に動くこと」で、首の組織が損傷し起こる症状です。

正式名称を「外傷性頚部症候群(がいしょうせいけいぶしょうこうぐん)」と言い、「鞭打ち症」と呼ばれることもあります。

むち打ちは後遺障害として認定されないケースが多くなっています。後遺障害を認定してもらうためには、むち打ちの症状、種類、等級を知ってしっかりとした対策を取る必要があるのです。

交通事故による慰謝料請求や増額に強い弁護士法人ベリーベスト法律事務所

「むち打ち」は様々な症状を引き起こす

むち打ちは、車の衝突などにより体に強い衝撃が加わることで生じる「首の捻挫」です。首周辺の痛みだけでなく、様々な症状を引き起こします。

また、むち打ちは事故直後には症状が出ず、数日経ってから症状が出るというケースも珍しくありません。

むち打ちの具体的な症状

交通事故が原因でむち打ちになると、以下のような症状があらわれます。

  • 首筋や背中の痛み
  • 肩凝り
  • 手足のしびれ
  • 首が動かない・回らない
  • 頭痛・耳鳴り
  • 握力の低下 など

これ以外にも、吐き気・不眠・めまい・倦怠感・食欲不振といった「不定愁訴(検査をしても原因が特定できないもの)」があらわれることがあります。首の痛みがなくなっても、この不定愁訴の症状が何カ月も続くことも多いのです。

それぞれの症状や程度、痛みやしびれの度合いによって、以下のような診断名がつきます。

頚椎捻挫型 主に首を固定する筋肉と靭帯の損傷 ※首に受けた損傷の9割以上がこれに含まれる
バレリュー
症候群型
交感神経や副交感神経のバランスが崩れ、自律神経失調症と同じ症状が出るもの ※自律神経失調症は自律神経の均衡が乱れて種々の症状を示す病気
神経根症状型 脊髄から出る神経の根元部分である神経根が損傷 ※頚椎が過度に動いたり椎間板ヘルニアによって押し付けられたりすること
脊髄症状型 脊髄が実質的に損傷 ※痛みやしびれなどの症状、四肢や体幹の運動障害、膀胱(ぼうこう)や直腸障害などが生じる
脳髄液減少型 脳脊髄液が脳脊髄液腔から漏出することで減少 ※長い間に渡って頭痛・頸部痛・めまい・集中力低下などが続き、治療効果の出ない病態

「ちょっと調子が悪いみたいだけどそのうち治るだろう」と勝手に判断せず、必ず受診して検査を受けなければいけません。

一般的なむち打ちの治療について

交通事故後、少しでも違和感がある場合は迷わず病院に行くべきです。では、むち打ちが疑われるケースでは「何科」を受診すればいいのでしょうか。

まずは整形外科へ

むち打ちが疑われるケースでは、最初は整形外科にかかることをお薦めします。その理由は、精密な検査を受けることができ、診断書を書いてもらえるからです。

診断書は治療費などを含む損害賠償請求を行う時に、必ず必要になります。接骨院などの治療院に変えることは治療の途中からでもできるため、まずは整形外科を受診しましょう。

むち打ちの治療の流れ

一般的なむち打ちの治療は、以下のような流れで行われます。

  1. 整形外科で精密検査を受ける
  2. 最初の1~2週間は安静を保って炎症を抑える
  3. 痛みや運動制限などの症状が落ち着いたら、首や肩をゆっくりと動かすストレッチを行う(改善が見られたら、通院先を「整骨院」などに変更する場合もある)
  4. 治療やストレッチを続けながら3か月程度様子を見る

むち打ちがケースごとに発生する症状が異なるため、様々な検査を受ける必要があります。

【検査の一例】

  • レントゲンやMRI(画像診断)
  • 可動域の検査
  • 握力の検査
  • スパークリングテスト・ジャクソンテスト(痛みやしびれの検査) など

検査内容は症状によって大きく異なります。医師の中には、レントゲンやMRIで異常が見つからなければ「問題なし」と判断する人もいます。そのため、自覚症状がある場合は「具体的に」伝えなければなりません。

3か月程度通院を続けても思うように改善しない場合は、後遺障害として認定される可能性が出てきます。

むち打ちが後遺障害と認められた場合の等級

後遺障害が認定されると、入通院慰謝料に加えて「後遺障害慰謝料」も請求することが可能になります。

過去の事例では、むち打ちの後遺症害の場合、神経症状に関連する「12級13号」あるいは「14級9号」が認められています。

14級9号 局部に神経症状を残すもの ・自賠責慰謝料:32万円
・弁護士基準慰謝料:110万円
12級13号 局部に頑固な神経症状を残すもの ・自賠責慰謝料:93万円
・弁護士基準慰謝料:290万円

後遺障害等級が認定されれば慰謝料だけでなく、その人の収入に応じた「逸失利益(ケガをしなければ得られたであろう利益)」も認められます。

慰謝料の金額は「採用する基準」によって請求できる額が異なってきます。弁護士に依頼することで、「弁護士基準」の採用が可能になり、より多くの慰謝料を請求できるのです。詳しくは、下記の記事を参考にしてください。

むち打ちで後遺障害等級を認定してもらうには?

治療を続けても症状が思うように改善しない場合、後遺障害を申請するべきです。

自覚症状がひどいようなケースでは、検査や治療を続けていくことで医学的な根拠が見つかる場合もあります。

では、この後遺障害等級は“誰”が判断するのかご存知でしょうか。

後遺障害等級を認定するのは“誰”?

実は、後遺障害等級を認定するのは主治医や加害者側の保険会社ではありません。あくまでも医師は診断書を書き、保険会社は申請の窓口となるだけです。

後遺障害等級の認定をおこなうのは、「損害保険料率算出機構」という第三者機関です。

ただし、判断する際には「医師の診断書」がもっとも重要になるので、他覚症状をしっかり記載してもらうようにしなければいけません。

申請手続きの流れについて

後遺障害等級の認定を受ける場合「書類審査だけ」で行われます。

手続きの流れは以下のとおりです。

  1. 病院で精密検査を受ける
  2. 通院を続けある程度改善された段階で「症状固定」で治療終了
  3. 症状が残っている場合、主治医に「後遺障害診断書」を作成してもらう
  4. 加害者の保険会社に上記書類を提出後、損害保険料率算出機構に送付
  5. 損害保険料率算出機構が後遺障害等級を認定するか判断する

もちろん、主治医の「後遺障害診断書」を書いてもらえば必ず後遺障害等級が認定されるわけではありません。

特に、むち打ちは医学的根拠を示すことが難しく、後遺障害等級を認定してくれないケースが非常に多くなっています。

後遺障害等級が認定されず、納得いかない場合はすぐに弁護士に相談してください。

むち打ちの後遺障害については弁護士に相談を

「後遺障害等級を申請したのに認められなかった」からといってすぐに諦めてはいけません。

納得がいかない場合は、異議申し立てをすることができます。

ただし、一度判断が出されたものをあなた1人で覆すのは難しいでしょう。このような場合、まずは弁護士に相談してみてください。

弁護士に相談することで、あらゆる角度から可能性を探り、後遺障害等級に向けて全力でサポートしていきます。

実際に、弁護士が介入したことで後遺障害等級が認定されたケースも数多くあるのです。

後遺障害等級の申請後でも弁護士によるサポートは可能です。しかし、できるだけ早い段階で弁護士に相談することで、「後遺障害等級を認定してもらうための対策」や「保険会社との交渉や手続き等」を任せることができます。

弁護士は交通事故被害者の強い味方です。当サイトの紹介する弁護士事務所は、初回相談料無料の事務所が数多くあるので一度相談してみてください。

交通事故の慰謝料や示談問題をなくすため、ソーシャルメディアで共有をお願いします。
交通事故被害に遭ったら、まず弁護士に「無料相談」してください
当サイトでは交通事故問題に強い弁護士をご紹介しています。実績・経験ともに豊富な弁護士事務所ばかりです。「保険会社とのやりとりがめんどう」「慰謝料・過失割合に不満がある」など、どんなお悩みにも対応することができます。

まずは「無料相談」で弁護士にお悩みを聞かせてください。交通事故に強い弁護士から「適切なアドバイス」を受けることができます。「全国対応・無料相談可能」な事務所はコチラをご覧ください。 オススメの弁護士や法律事務所を見る
交通事故被害に遭って、何をして良いのかわからないあなたへ
交通事故に遭うなど人生で何度も経験するものではないため、事故後「何をしていいのか」わからなくて当然。「事故発生から解決まで」の道筋をわかりやすく丁寧に解説。 交通事故被害者の味方になれるのは「弁護士」を除いて他にいません。なぜ弁護士に相談・依頼するべきなのか徹底解説。 保険会社との示談交渉はとてもめんどうです。だからといって、放置しても何も良いことはありません。むしろ被害者にとって「取り返しのつかない事態」にもなりかねません。 「慰謝料を多くもらうためにはどうすればいい?」という質問は当サイトにも多く寄せられます。増額を望むなら、慰謝料の仕組みを理解した上で交渉しなければなりません。 いつどこで交通事故に遭うか誰にもわかりません。もし真夜中に事故に遭ってしまったら・・・。そんな時でもご安心を。24時間電話対応が可能な弁護士事務所はコチラ。

当サイトがオススメする交通事故に強い弁護士【相談無料】

全国対応
ベリーベスト法律事務所
交通事故被害でお悩みのある方、慰謝料(賠償金)の金額や後遺障害等級に不安・不満があるなら、弁護士法人ベリーベストにご相談下さい!

お問い合わせ・通話無料

メールで無料相談

事務所詳細

全国対応
泉総合法律事務所
交通事故の専門家である泉総合法律事務所が保険会社と適切な交渉をおこない示談金の増額をサポートします。相談料、着手金は0円です。

お問い合わせ・通話無料

メールで無料相談

事務所詳細

全国対応
弁護士法人ALG
保険会社の対応に疑問を感じたらすぐにご相談下さい!「着手金0円」「相談料無料」「費用後払い」だから安心してご相談できます。

お問い合わせ・通話無料

メールで無料相談

事務所詳細

後遺障害の症状と等級の紹介に関する記事
都道府県別で交通事故示談や慰謝料増額に強い弁護士を探す
都道府県

交通事故問題に強いオススメの弁護士や法律事務所の比較ランキング

交通事故問題に強いオススメの弁護士や法律事務所の比較ランキング
有利な示談交渉には専門家へ相談
交通事故問題を弁護士に相談する理由
交通事故の示談をしないとどうなる?
加害者側と示談交渉がまとまらない
示談書の作成手順(書き方)
交通事故発生後「しておくべき事」
被害者が事故現場ですべきこと
重要な証拠となる『実況見分調書』
交通事故のよくある慰謝料問題
交通事故慰謝料の計算方法
法律的な慰謝料請求の方法とその手順
交通事故による慰謝料は増額可能?
示談前にお金が必要となった場合
車が全損した場合に請求できる費用
交通事故治療で整骨院の通院トラブル
後遺症と保険の関係
自賠責保険と任意保険のしくみ
後遺症が残る場合の対処法
後遺障害等級のわかりやすい解説
後遺障害等級認定の異議申し立て
損害賠償請求権の時効
事故のケースと対応の仕方
死亡事故が発生したときにすべきこと
物損事故を人身事故に切り替える方法
もらい事故に遭った場合
弁護士費用特約
解決事例集
主な後遺障害の症状と等級
こんな特別なケースの場合どうしたらいいの?
交通事故における保険会社の不満・対応について
交通事故の用語集
交通事故の慰謝料 相談Q&A
よくあるご質問[当サイトについて]
交通事故全般のよくある質問
慰謝料請求・増額のよくある質問
示談相談・交渉のよくある質問
自賠責保険・任意保険のよくある質問
新着法律事務所
ベリーベスト法律事務所 町田オフィス
ベリーベスト法律事務所 川越オフィス
ベリーベスト法律事務所 新宿オフィス
アイシア横浜法律事務所
アイシア法律事務所
都道府県別で探す

北海道・東北

関東

中部・甲信越

近畿

中国・四国

九州・沖縄

広告掲載のお問い合せはこちら

ページトップへ