「神奈川県」交通事故の慰謝料請求・示談相談をお考えの方へ

神奈川県の交通事故状況

平成28年の神奈川県内の交通事故状況は、

• 交通事故発生件数：27,091件
• 交通事故負傷者数：32,305人
• 交通事故死者数140人

となっています。県内で最も交通事故が多い地域は、横浜市の10,081件（負傷者11,802人、死者49人）、次いで川崎市の3,218件（負傷者3,680人、死者17人）です。実に約37％もの交通事故が、横浜市内で発生しています。

横浜市で交通事故が多い理由としては、交通量が豊富な幹線道路が多いからだと考えられています。加えて、横浜市は観光客が大勢訪れるため、土地勘がほとんどないドライバーが事故を起こすといったことが原因としてあります。

交通事故件数の推移

神奈川県で発生した交通事故件数を、数字をもとに見ていきましょう。
※数字は、人身事故件数（死亡者数）です。

【神奈川県内の交通事故件数の推移】
平成17年：60,036件（252人）
平成18年：54,562件（240人）
平成19年：50,450件（237人）
平成20年：44,876件（189人）
平成21年：43,017件（176人）
平成22年：41,815件（182人）
平成23年：38,800件（180人）
平成24年：37,049件（179人）
平成25年：33,847件（168人）
平成26年：30,434件（185人）
平成27年：28,313件（178人）
平成28年：27,091件（140人）

神奈川県の交通事故件数は、16年連続で減少しています。県人口総数や免許人口は増加しているにも関わらず、減少傾向にあることは、県全体の交通安全意識が高まっていると考えられます。

バイク事故発生件数は全国第1位

ところが、交通事故による死者数は平成26年に4年ぶりに増加しています。その背景には、「自動二輪車（バイク）や原付による事故の増加」が原因としてあります。

平成28年の神奈川県の二輪の交通事故は、

• 発生件数：7,492件
• 死者数：51人

となっており、件数と死者数ともに「全国第1位」です。特に、10〜30代の若者が多い横浜市や川崎市といった場所では、事故発生率が高くなっています。

バイクの交通事故では、「死亡事故を起こした運転者」の15.6％が25歳未満の若年運転者で、その内42.1％が免許取得1年未満となっています。また、全体の死亡者の内、31.6％が速度違反や信号無視などが原因で亡くなっているのです。

バイクは自動車と異なり、些細な事故であっても大きなケガにつながります。加えて、重い後遺症を患う可能性も高いのです。そのため、交通事故被害者になってしまった場合、すぐに弁護士に相談してください。弁護士に相談すれば、適切な後遺障害等級を受ける事ができ、相場よりも高い慰謝料を受け取ることができるのです。

神奈川県内で交通事故が多い「交差点」

警察庁の発表によると、平成28年の交通事故の約54.6％は、「交差点および交差点付近」で発生しています。交差点は、歩行者、自転車、自動車などが多く行き交う場所であるため、事故の発生率が高くなっています。国道や県道などの「交通量が多い交差点」であれば尚更です。

もちろん、神奈川県も例外ではなく、多くの交通事故が「交差点および交差点付近」で発生しています。そこで、以下では平成28年で「事故が多発した交差点」とその特徴についてまとめています。近くにお住いの方、あるいは通勤や通学で通るという方は注意してください。

上記の表を見てみると、国道15号が交わる交差点で事故が多発していることがわかると思います。交差点以外でも、国道15号では交通事故の件数が非常に多いので、注意して走行する必要があります。

交通事故による死者数

平成28年の交通事故の死者数は140人で、これまで比べると少ない数字だと言えます。しかし、この数字は「全国第8位」の多さです。以下の表では、交通事故死者数に関して、地域別・車両別・年代別にまとめています。

【地域別の交通事故死者数】

※1　横須賀・三浦地区…横須賀市、鎌倉市、逗子市、三浦市、葉山町
※2　湘南・西湘地区…平塚市、藤沢市、小田原市、茅ヶ崎市、寒川町、中郡、足柄下郡
※3　県央・県西地区…相模原市、秦野市、厚木市、大和市、伊勢原市、海老名市、座間市、南足柄市、綾瀬市、足柄上郡、愛甲郡

【車両別の交通事故死者数】

【年代別の交通事故死者数】

交通事故を減らすための取り組み

神奈川県内では、神奈川県警が中心になって、交通事故を減らすために様々な取り組みがおこなわれています。たとえば、「あなたの街の交通安全マップ・交通安全ヒヤリ地図」を県内の各警察署が作成・公開し、交通事故防止意識の啓蒙に努めています。

バイク事故を減らす取り組み

増え続けるバイク事故を減らすために、昭和61年に結成された「ホワイトエンジェルス」という女性白バイ隊が活躍しています。ホワイトエンジェルスは、日々のパトロールはもちろん、通勤や業務で二輪車を使用する事業所の従業員を対象とした「二輪車安全運転講習」などもおこなっています。

高齢者の交通事故を減らすための取り組み

高齢者が交通事故の被害者・加害者になるケースは、全国でも非常に多くなっています。そのため、神奈川県内では高齢者の交通安全に積極的に取り組んでいます。

【高齢者の交通事故を減らすための取り組み】
・高齢者ドライバー向け
シルバードライビングスクール：自動車教習所において、高齢者に自らの身体的機能の変化を自覚した上で、安全運転を促すことを目的とした交通安全教育。

・自転車運転者向け
自転車シミュレータ：自転車を運転中に遭遇する恐れがある場面について、疑似体験する。
チリリン・スクール：自転車車安全講習会。スクール修了後には、特典付受講済証を配布している。

・歩行者向け
トラビック：交通事故に遭わないための行動が身につけるためのエアロビック体操。
高齢者宅への訪問：高齢者世帯に対する直接訪問による交通安全指導。

弁護士会を活用する

神奈川で交通事故被害に遭い、示談交渉や損害賠償請求でお困りの方は、弁護士の相談するべきです。弁護士に相談すれば示談交渉を任せられるだけでなく、賠償額を増額することができます。

しかし、「いきなり弁護士事務所に行くのはちょっと不安・・・」と感じる方は少なくありません。そうした場合は、神奈川県弁護士会に問い合わせてみてください。「神奈川県弁護士会」とは、神奈川に事務所を構える弁護士からなる法定団体です。神奈川県で事務所を構える弁護士は、必ず弁護士会に参加しなければなりません。

弁護士会は県民のために、無料で様々な法律相談会を実施しています。その中で、「交通事故問題」の相談会も開催しているため、そこで相談することもできます。

弁護士会は、地方裁判所の管轄区域ごとに設立されています。神奈川では横浜市中区に「横浜地方裁判所」、「横浜地方検察庁」、「横浜家庭裁判所」があるため、神奈川弁護士会もこの地にあります。

横浜市以外にも、川崎、小田原、横須賀、相模原にそれぞれ裁判所、検察庁の支部があるため、これらの地に「弁護士会の支部」を設置しています。

神奈川県弁護士会の各支部について

●川崎支部
川崎法律相談センターと川崎支部会館が統合され、川崎市川崎区駅前本町にできたものです。会員数が年々増加傾向にあり、平成28年3月の段階で208名の弁護士が所属しています。

●県西支部
相模川以西にある18の市町村で構成されています。平成28年3月14日現在登録会員数は122名が所属しています。所在地は小田原市本町です。

●横須賀支部
横須賀市日の出町にあります。横須賀市・逗子市・三浦市・葉山町を管轄地域としています。

●相模原支部
相模原市と座間市に事務所を構える弁護士約75名で構成されています。相模原市中央区富士見にある支部会館内には支部の事務所のほか、法律相談センターもあります。

交通事故で弁護士に無料相談をしたいという方は、お近くの弁護士会支部に問い合わせてみてください。ただし、弁護士会の相談会では、常に「交通事故に関する相談」を受け付けているわけではありません。また、相談が込み合っている場合などは、対応が遅くなります。そのため、急いで相談したいという方は、ご自分で弁護士を探すべきです。

神奈川県での弁護士相談の口コミ・評判

交通事故弁護士SOSで紹介する弁護士はfacebookなどSNSで口コミ・評判が高い事故の専門家ばかりです。交通事故の問題を弁護士に相談して良かったという1つの例をご紹介します。

神奈川県には事故が多発している交差点が複数存在しますが、平成28年に最も交通事故が多く発生した交差点は、元木交差点（川崎市川崎区元木1丁目）でした。国道15号（第一京浜）と県道川崎町田線が交差し、追突事故や自転車の巻き込み事故が多く発生しています。

●Oさん　（川崎市在住　女性　51歳　会社員）
元木交差点には車と横断者が交わらない、歩車分離式信号機が付いています。でもたまに信号が変わりつつあるのに、無理に右左折する車がいるので、自転車が巻き込まれる事故が起こります。私もそうでした。その日は夕暮れから少し発った薄暗い時でしたが、いつものように信号が青になったので自転車で横断しようとしたときです。信号で止まらなかった左折車がまだ来ていたのです。向こうは私が避けると思ったのか、スピードも落とさず向かってきたため怖くて私は止まってしまい、衝突されました。下半身が自転車とともに、車の下に挟まり、1年治療しましたが、傷は残り、痛みが残る状態になってしまいました。誰かに力を借りたいと思い、弁護士事務所の門を叩きました。後遺障害認定では醜状障害12級、神経症状14級となりました。示談交渉では結局500万円を獲得しました。自賠責保険の補償では244万円だったため、倍以上の増額となりました。

交通事故の被害者となれば、ケガの治療と合わせて示談交渉や慰謝料請求をおこなう必要があります。肉体的・精神的にも大変な時に、保険会社と交渉するなど無理な話です。弁護士に依頼することで、示談交渉などの代理を務めてもらえるほか、慰謝料の増額も期待できます。Oさんも最初は不安だったけど、相談して良かったとおっしゃっています。

神奈川県内で交通事故に強い弁護士をお探しの方へ

神奈川県では、バイクが関わる交通事故が多いこと、横浜市・川崎市エリアの交通事故が多いことが特徴としてあげられます。いくら自分が注意して運転していても、相手ドライバーの不注意で事故に遭うことはいくらでもあります。実際、交通事故被害者になった方の多くが「まさか自分が交通事故に遭うなんて・・・」と口をそろえておっしゃいます。

もしも神奈川県で交通事故被害に遭われた場合は、県内で「交通事故に強い弁護士」に依頼するのが一番です。

弁護士に依頼することで、保険会社との示談交渉をすべて任せることができ、治療に専念することができます。さらに、自分自身で示談するよりも慰謝料を増額できる可能性が高まります。

弁護士の探し方がわからないという方には、当サイト「交通事故弁護士SOS」がぴったりです。神奈川県で依頼できる交通事故に強い弁護士の一覧をご覧いただくことができます。その多くが、「無料相談」や「着手金0円」といった被害者の立場に立ったシステムを採用しています。お気軽にお問い合わせください。