「群馬県」交通事故の慰謝料請求・示談相談をお考えの方へ

群馬県の交通事故状況や特徴

群馬県の交通事故件数は全国でも多い方で、これまでも度々ワースト10位内に入ってきました。平成28年度も全国ワースト10位となっています。一方で、死者数は近年100人以下に留まっており、交通事故件数ワースト上位の中では少ない値となっています。

群馬県の交通事故を見ると、高齢者の死者数が多いことが特徴です。全死者数の43.5％を占めており、そのうち歩行中及び自転車乗用中の高齢者の死者数が約74％を占めています。高齢者が歩行中や自転車利用中に事故に遭わないようにする対策が必要となっています。

また、交通事故が発生する時間帯についても特徴があり、事故件数の多くは昼間に発生しているのに対し、死亡事故は52％以上が夜間に発生しています。面積の広いことや郊外、山間部の地域が多いことから、道路の整備など抜本的な対策が急がれます。またそれ以外にも、夜間の歩行や自転車に最適な服装を県民自ら工夫する必要が感じられる群馬県の交通事情です。

群馬県で発生した交通事故件数

群馬県で発生した交通事故件数を、数字をもとに見ていきましょう。
※数字は、人身事故件数（死亡者数）です。

平成20年　20,315件（ 95人）
平成21年　19,127件（100人）
平成22年　19,080件（ 94人）
平成23年　18,667件（ 97人）
平成24年　18,430件（106人）
平成25年　17,682件（ 73人）
平成26年　16,316件（ 67人）
平成27年　15,229件（ 68人）
平成28年　13,574件（ 62人）

このような統計が、群馬県警察から発表されています。
群馬県の交通事故件数はこの7年で見ると、減少傾向にあります。また、死亡者数は多少の増減はしていますが長期的に見ると、減少傾向にあります。
事故に直結する問題として、運転マナー、交通ルール順守などが問題視されています。

交通事故を減らすために群馬県でおこなっている運動や対策

群馬県警察は、群馬県内の交通事故を減らすためにさまざまなイベントやキャンペーン、講習会などの取り組みを行っています。

その内の一部をご紹介します。

群馬県交通安全条例で毎月1日を「県民交通安全日」に規定しています。
また、毎月15日を「自転車マナーアップデー」、毎月25日を「高齢者交通安全日」と定め交通事故の抑止に努めています。

夕暮れ時の交通事故が多発していることから年間を通じて行っている「夕暮れ時の早めのライト点灯等・反射材着用促進」は、特に夕暮れの早い時期である、9月から12月までを強化期間と定めています。

「足元に生命（いのち）の発信運動」は、交通事故の大半を占める高齢者に対して、靴などの履物に反射板を直接貼することを促進する運動です。高齢者等に対して「反射材を知っていますか」「反射材は自分の命を守ってくれますよ」といった一声呼びかけを励行し、反射材の効用を周知しています。

群馬県では交通事故件数を減らすべく多くの活動を積極的に行っています。

運転者や車両別の発生件数

群馬県内の交通事故死者数を状態別に見ると以下のようになっています。

65歳以上の高齢死者の状態別では、歩行中18人、四輪車同乗中が12人、自転車乗用中が3人、二輪運転中が2人でした。年齢別では65歳以上の死者数が、全体の56％である35人にのぼっています。

交通違反別に全ての事故件数と死亡事故件数を比較すると、以下のようになります。

全事故の違反別で多いのは、安全運転義務違反のわき見・安全不確認と交差点における一時不停止でした。死亡事故が起きやすい交通違反としては、漫然運転でした。

群馬県で弁護士への相談をお考えの方へ

群馬県で弁護士への相談をお考えの方は、まずは法律相談窓口を利用されると良いでしょう。当サイトでも群馬県で無料相談が可能な弁護士事務所をご紹介していますので、当ページ上部を御覧ください。もしもごく簡単な質問のみで済むようであれば、公的機関が開設している交通事故相談所を使うという方法もありますが、有料の場合もあります。以下に群馬県で利用できる交通事故相談窓口をご紹介します。

群馬県弁護士会とは

群馬県弁護士会は群馬県で活動する弁護士が登録している団体です。弁護士会とは基本的人権と社会正義を実現するための、統治機関が存在しない組織です。弁護士は必ずどこかの弁護士会に入会することが義務付けられています。群馬県弁護士会の本部は前橋市大手町にあります。活動内容は各種法律相談やセミナーなどの開催、委員会の設置などです。ご相談の際は、事前に電話予約が必要です。相談料は30分あたり5,400円（税込）ですが、初回のみ無料です。高崎、太田、桐生、吾妻、利根・沼田、伊勢崎、館林でも曜日によって相談場所が設けられています。

群馬県庁内の交通事故相談所

群馬県でも交通事故に関する相談所を設けています。相談所は群馬県庁の23階にあり、専門の相談員に無料で相談ができます。月曜日から金曜日まで、午前9時から午後3時30分までが受付時間です。交通事故証明書があれば、持参した方がより詳しい相談ができます。

群馬県で弁護士への相談をお考えの方へ

群馬県で交通事故に遭い、弁護士に相談しようか迷っている方もいらっしゃるかもしれません。そこで、群馬県で事故に遭い、弁護士に相談をした結果、賠償金が増額できた方の例をご紹介します。弁護士に相談するか判断する際の参考に御覧ください。

Kさんは群馬県前橋市の古市交差点で事故に遭いました。県道12号線が通っている十字路交差点です。12号線と交わるのは東国文化街道から垂直に伸びた道です。この道には跨線橋があり、交差点の前が直線の坂道となっているため、車のスピードが出やすくなっています。信号がギリギリでも車はなんとか交差点を抜けようとするため、右左折時の事故が多発しています。

●Kさん　（前橋市在住　女性　53歳）
その日はフォレストモールからの帰りで、自転車に乗って県道12号線を走っていました。古市交差点にて信号がギリギリでしたが、なんとか間に合い、歩道を渡ろうとしたときでした。横から強い衝撃があり、飛ばされた感じがした後、気付いたら道路に横たわっていました。右から左折車が衝突したようでした。すぐに病院に運ばれ、ケガは複数箇所ありましたが、特にひどいのが足の複雑骨折ということでした。治療を行いましたが、完治しなかったため、弁護士に相談をしました。結局依頼することにし、後遺障害等級認定、医療費減額交渉、和解のためにいろいろ行ってもらいました。最終的には1000万円近い賠償金を獲得するに至りました。

相手の保険会社は相手側に付いているため、こちらに不利益なことも持ちかけてきます。それは自社の負担する補償費用をいかに最低限に留めるかを第一に考えているためでもあります。もしも、ケガから後遺症が発生したのに後遺症認定がされないようであれば、当然弁護士に相談すべきです。Kさんも相談をしてみて良かったとおっしゃっています。

群馬県で交通事故に特化した弁護士をお探しの方へ

群馬県では県内の人口に比して事故件数が多いという特徴があります。全国の事故件数ランキングでも、多い県から数えて10位以内に何年も入っています。安全運転を心がけ、他のドライバーや歩行者を思いやった運転が求められています。

群馬県で交通事故に特化した弁護士をお探しの方は、当サイトがお勧めです。群馬県で依頼できる評判のいい弁護士をご紹介しています。交通事故に特化しているため、過去の判例にも詳しく、後遺障害等級の異議申し立て、医療費減額交渉、慰謝料増額交渉などに際して有利となります。